フョードル・ソログープとは?
ふょーどるそろぐーぷ
フョードル・ソログープとは、19世紀末から20世紀初頭にかけてロシアで活躍した、象徴主義を代表する詩人・小説家です。
フョードル・ソログープ(1863〜1927年)は、本名をフョードル・クズミチ・テテルニコフといい、ロシア象徴主義文学の主要な担い手として知られています。サンクトペテルブルク近郊に生まれ、貧しい家庭環境の中で育ちながらも、師範学校を卒業して長年にわたり教師として働くかたわら、文学創作を続けました。
ソログープの作品は、退廃的・悲観的な世界観と鋭い心理描写を特徴とし、現実と幻想が入り混じった独特の文学世界を構築しています。彼の代表作である長編小説『小悪魔』(1907年)は、地方の小さな町に住む教師の歪んだ内面と、美少年への病的な執着を描いた作品で、ロシア文学史に残る問題作として高く評価されています。
詩の分野でも多くの作品を残しており、死・苦悩・孤独といったテーマを幻想的な言語表現で詠い上げたスタイルは、ロシア象徴主義詩の水準を高めることに貢献しました。また「変容の伝説」三部作など、神話的・幻想的な要素を取り込んだ散文作品も残しています。
ロシア革命後も国内にとどまり、ソビエト体制下で創作活動を続けましたが、晩年は困窮した生活を送り、1927年にレニングラードで没しました。ロシア・デカダン文学を語るうえで欠かせない存在です。
使い方・例文
ロシア象徴主義文学や19世紀末の退廃文学(デカダンス)について調べる際に、フョードル・ソログープの名前と『小悪魔』という代表作がよく挙げられます。
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