フェルト化とは?
ふぇるとか
フェルト化とは、羊毛などの繊維が熱や摩擦・水分によって絡み合い、布状に縮んで固まる現象または加工技術のことです。
フェルト化とは、羊毛やカシミヤなどの動物性繊維が持つスケール(鱗片状のキューティクル)が、熱・水分・摩擦の三要素によって互いに絡み合い、縮んで密な布状になる現象のことです。この性質を意図的に利用した加工技術も「フェルト化」と呼ばれます。
羊毛繊維の表面には微細なスケールが逆方向に向いて並んでいます。熱や水分を加えてこのスケールが開いた状態で摩擦を与えると、繊維同士が引っかかり合って絡まり、縮んで固まります。一度フェルト化した繊維はほどくことができないため、不可逆的な変化です。
フェルト化の代表的な用途と種類には以下があります。
- ウェットフェルティング(石けん水と手作業で行う伝統的手法)
- ニードルフェルティング(専用針で刺して形を作る手法)
- 工業用フェルト生産(断熱材・防音材・フィルターなど)
- セーターなどニット製品の縮みトラブル(意図しないフェルト化)
フェルト化は人類が最も古くから利用してきた繊維加工技術のひとつとされており、遊牧民の住居(ゲル)の外壁材にも用いられてきました。現代ではクラフト作品の素材としても広く親しまれています。
使い方・例文
洗濯機でウール製セーターを誤って高温・強水流で洗うと、フェルト化が起きて元のサイズより大幅に縮んでしまいます。
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