フェムトセルとは?
ふぇむとせる
フェムトセルとは、家庭やオフィスなどの屋内に設置する超小型の携帯電話基地局で、電波が届きにくい場所の通信品質を改善します。
フェムトセル(Femtocell)は、半径数十メートル程度の非常に狭いエリアをカバーする超小型の携帯電話基地局です。利用者がインターネット回線(ブロードバンド)を使って自宅やオフィスに設置し、携帯通信の電波が届きにくい屋内の不感地帯を解消するために用いられます。
フェムトセルという名称は、カバーエリアの大きさを表す「セル」の分類に由来しています。基地局の規模はマクロセル(半径数km)→マイクロセル→ピコセル→フェムトセルの順に小さくなり、フェムトセルは最小クラスに位置します。
仕組みとしては、フェムトセル機器がIPsecなどで暗号化されたトンネルを通じて通信キャリアのコアネットワークに接続し、一般の基地局と同等の機能を小型機器内で実現します。これにより端末側では通常の携帯通話・データ通信と変わらない使い勝手が得られます。主な特徴は以下の通りです。
- ビルの地下や山間部など電波の弱い場所での通信を改善
- 小さいエリアを専有するため通信が混雑しにくい
- 既存のブロードバンド回線を利用するため設置が容易
- 消費電力が低い
スモールセル戦略の一環として、5G時代のトラフィックオフロードやエリア補完にも活用が期待されています。
使い方・例文
鉄筋コンクリートのマンションで携帯電波が入りにくい場合、フェムトセルをブロードバンドルーターに接続して設置すると、室内で通常通り通話やデータ通信ができるようになります。
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