ファン・ボイ・チャウとは?
ふぁんぼいちゃう
ファン・ボイ・チャウは、20世紀初頭のベトナムを代表する民族運動家・思想家で、フランス植民地支配に抵抗してベトナム独立を目指した「ドンズー(東遊)運動」の指導者です。
ファン・ボイ・チャウ(Phan Bội Châu、1867〜1940年)は、ベトナムの民族運動家・詩人・思想家で、フランスによる植民地支配に対する抵抗運動を率いた20世紀初頭ベトナムの民族主義運動を代表する人物です。
彼が主導した「ドンズー運動(東遊運動)」は、1905年頃から日本に若いベトナム人留学生を送り込み、日本の明治維新の成功から学ぶことで独立の力を養おうとした運動です。日露戦争でアジアの国が欧米列強に勝利したことに鼓舞され、日本をアジア解放の盟主と見なして支援を求めました。しかし日本政府はフランスとの関係を優先し、ファン・ボイ・チャウらの活動家をベトナムへ追放しました。
その後の彼の活動の主な軌跡は以下の通りです。
- 中国での革命運動との連携—孫文らの革命派との接触
- 「ベトナム光復会」などの独立組織の設立
- 1925年にフランス当局に逮捕・軟禁—晩年はフエで自宅軟禁生活
- 詩・論説・著作を通じて民族意識の覚醒を訴え続けた
ファン・ボイ・チャウはベトナムで「国父」的な存在として尊敬されており、その思想と行動はホー・チ・ミンら後世の独立運動家にも大きな影響を与えました。
使い方・例文
ベトナム近現代史の授業やアジアの反植民地運動を扱う書籍でファン・ボイ・チャウの名前が登場します。ドンズー運動は日本とベトナムの歴史的関係を考える際の重要な事例でもあります。
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