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ピエール・スーラジュとは?

ぴえーるすーらじゅ

エール・スーラジュとは、フランス抽象絵画家で、黒色の探求を生涯のテーマとした20世紀を代表する巨匠です。

エール・スーラジュ(Pierre Soulages、1919〜2022年)は、フランス南部ロデズ出身の抽象画家です。パリで本格的に制作活動を開始し、第二次世界大戦後の欧州抽象絵画運動の中心人物の一人として国際的な評価を確立しました。

スーラジュの作品において最大の特徴は、黒色への徹底したこだわりです。1979年以降は「ウートル・ノワール(黒を超えて)」と呼ばれる独自の絵画表現を確立しました。黒いアクリル絵具を厚く塗り重ね、表面に溝や凹凸を刻むことで、光の当たり方によって色調が変化する神秘的な画面を生み出しました。黒は光を吸収するだけでなく、反射によって無数の表情を持つという発見が、その後の制作の軸となりました。

代表的な活動としては以下が挙げられます。

  • ステンドグラスの制作:コンク修道院(フランス)のステンドグラスを手がけ、大きな評価を得た
  • 国際展への出品:ヴェネチア・ビエンナーレやカーネギー国際展など世界の主要展覧会に参加
  • ロデズのスーラジュ美術館:2014年に故郷に専門美術館が開設された

100歳を超えてもなお制作を続け、2022年に102歳で死去。現代絵画史において黒という色の可能性を極限まで追求した稀有な芸術家として記憶されています。

使い方・例文

美術館や展覧会のカタログで「スーラジュの黒は単なる闇ではなく、光そのものを描いている」と評されるように使われます。

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