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ピエロ・マンゾーニとは?

ぴえろまんぞーに

ピエロ・マンゾーニとは、20世紀イタリアの前衛芸術家で、芸術の概念や価値そのものを問い直した挑発的な作品群で知られます。

ピエロ・マンゾーニ(Piero Manzoni、1933〜1963年)は、イタリアの芸術家です。わずか29歳で心臓発作により急逝しましたが、短い生涯のうちに現代美術史に残る数多くの問題提起的な作品を生み出しました。

マンゾーニは、絵画・彫刻といった伝統的な芸術の枠組みを解体し、「芸術とは何か」「芸術の価値はどこにあるか」という根本的な問いを作品のテーマにしました。代表的な作品は以下の通りです。

  • 『アクローム(Achrome)』——石灰に浸したキャンバスや素材そのものを展示し、色彩や表現を排除した純白の作品群
  • 『芸術家の糞(Merda d'artista)』(1961年)——自身の排泄物を缶詰にして、金の時価相当額で販売した作品。芸術の商業的価値と権威を皮肉った
  • 『芸術家の息(Fiato d'artista)』——芸術家の吐息を入れた風船を作品として販売

これらの作品は当時センセーションを巻き起こし、今日ではコンセプチュアルアートの先駆けとして評価されています。特に『芸術家の糞』はオークションで高額落札される事例もあり、芸術市場の矛盾をそのまま体現する作品として話題になり続けています。

マンゾーニはイヴ・クラインらと並び、1960年代のヨーロッパ前衛芸術の重要な担い手として美術史に位置づけられています。

使い方・例文

「ピエロ・マンゾーニの『芸術家の糞』は、芸術の価値と市場の関係を問い直す作品として現代美術の授業でよく取り上げられる。」のように、コンセプチュアルアートや現代美術批評の文脈で登場します。

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