ビーム分割プリズムとは?
びーむぶんかつぷりずむ
ビーム分割プリズムとは、入射した光を複数の方向に分割して導く光学素子で、カメラやプロジェクター、測量機器など精密光学機器に広く使われます。
ビーム分割プリズム(ビームスプリッタープリズム)とは、入射した光束を2方向以上に分割する光学素子(プリズム)です。ガラスや光学結晶で作られており、内部の半透過反射面(ハーフミラーコーティング)によって光を一定の比率で透過・反射に分離します。
代表的なタイプとして、2枚の直角プリズムを貼り合わせた「キューブ型ビームスプリッター」があります。入射光はプリズム内の対角面で一部が透過し、一部が90度の方向に反射されることで2本の光路に分割されます。分割比率は用途に合わせて設計され、50:50の等分割から特定の比率のものまであります。
ビーム分割プリズムの主な用途は以下のとおりです。
- 3板式カメラ・プロジェクター:RGB3色のセンサーや液晶パネルへ光を振り分けるダイクロイックプリズム
- レーザー干渉計:基準光路と測定光路に光を分割する
- 一眼レフカメラのファインダー光学系:一部の光をファインダーへ導く
- 測量機器・顕微鏡:照明光と観察光の分離
映像・放送分野では業務用3板式カメラが高品質な色再現を実現するためにダイクロイックプリズムブロックを搭載しており、その精度が映像クオリティを左右します。
使い方・例文
業務用放送カメラに内蔵されたダイクロイックプリズムブロックは、入射した光をR・G・Bの3つに分割して別々の撮像素子へ導き、高忠実度の色再現を実現しています。
この用語をシェア
最終更新: