ビルマ国王ミンドンとは?
みんどん
ビルマ国王ミンドンとは、19世紀のビルマ(現ミャンマー)コンバウン朝の国王で、近代化改革を推進しながら英国の侵略に抵抗した名君です。
ミンドン王(Mindon Min、1808〜1878年)は、ビルマ(現ミャンマー)のコンバウン朝第10代国王で、1853年から1878年まで在位しました。ビルマ最後の偉大な王のひとりと広く評価されています。
即位前の1852年、イギリスとの第二次英緬戦争でビルマは下ビルマを失いました。ミンドン王はこの屈辱的な敗北を踏まえ、積極的な近代化政策を展開しました。貨幣制度の改革、電信の導入、西洋式の製造業や軍備の整備など、伝統的なビルマ社会を変革しようとしました。
また、仏教への篤い信仰でも知られ、1871年には新都マンダレーで第5回仏典結集を主催しました。仏教典籍を大理石の石板に刻んだ「世界最大の書物」として知られるクトードー・パゴダの建立もミンドン王の業績です。
外交面ではイギリスとの全面戦争を避けながら、フランスをはじめとする他のヨーロッパ諸国とも交渉し、独立の維持に努めました。しかし後継者を明確にしないまま没したことで宮廷内に混乱が生じ、その後のビルマは1885年に第三次英緬戦争で滅亡することになります。
使い方・例文
ビルマ近代史や東南アジアの植民地化をテーマにした書籍・授業で、英国の圧力に抵抗しながら改革を断行した君主として紹介されます。
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