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ビヒクルとは?

びひくる

ビヒクルとは、印刷インキを構成する成分のうち、顔料を分散・定着させる液状の媒体(展色剤)のことです。

ビヒクル(Vehicle)とは、印刷インキの基本構成要素の一つで、顔料(色素)を均一に分散させ、印刷基材(紙・フィルムなど)に定着させる役割を担う液状成分です。「展色剤(てんしょくざい)」とも呼ばれます。

印刷インキはおおむね「顔料」「ビヒクル」「補助剤」の3要素から構成されます。このうちビヒクルは、顔料の粒子を包み込んで均一に分散させるとともに、印刷後に乾燥・固化することで顔料を基材表面に結合させる機能を持ちます。

ビヒクルの主な成分は以下の通りです。

  • 樹脂バインダー):インキの膜を形成し顔料を固定する(アクリル樹脂・アルキド樹脂など)
  • 溶剤・油脂:インキの流動性・粘度を調整する(乾性油・石油系溶剤・水など)
  • 乾燥補助剤:乾燥を促進するドライヤーなど

ビヒクルの種類はインキの乾燥方式と密接に関連しており、酸化重合型(植物油系)・浸透乾燥型・蒸発乾燥型・UV硬化型などに分類されます。ビヒクルの性質がインキの光沢・粘度・乾燥速度・耐性などを大きく左右するため、用途に合わせた設計が重要です。

使い方・例文

インキ調整の現場では「ビヒクルを加えて粘度を下げる」といった使い方をします。水性インキのビヒクルには水溶性樹脂が用いられ、UV硬化インキではモノマーとオリゴマーがビヒクルの役割を担います。

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