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パトリック・モディアノとは?

ぱとりっくもでぃあの

パトリック・モディアノは、占領下パリを舞台に記憶・喪失・アイデンティティを描き続けたフランスのノーベル賞作家です。

パトリック・モディアノ(Patrick Modiano)は1945年フランス・ブローニュ=ビヤンクール生まれの作家です。2014年にノーベル文学賞を受賞し、その選考理由として「記憶の術によって最も捉えがたい人間の運命を思い起こさせた」と評価されました。

モディアノの作品は、第二次世界大戦中のドイツ占領下パリを反復する舞台装置として用います。薄れていく記憶、失われた人物の追跡、名前と身分証明の不確かさといったテーマが、霞がかったような独特の散文で描かれます。

代表作には以下のものがあります。

  • 『エトワール広場』(La Place de l'Étoile, 1968):デビュー作。ユダヤ人アイデンティティの諧謔的探求
  • 『夜のロンド』(Ronde de nuit, 1969)
  • 『暗いブティック通り』(Rue des boutiques obscures, 1978):ゴンクール賞受賞作
  • 『八月の日曜日』(Dimanches d'août, 1986)

モディアノの文体は、場所・日付・固有名詞への執着と反復、そして失われたものへの静謐な哀惜が特徴的です。大きな歴史的出来事を正面から描くのではなく、その周辺で生きた名もなき人物の痕跡を辿る手法が、現代の記憶文学の範型となっています。

使い方・例文

「モディアノの小説を読むと、戦時下パリの路地や人名が淡く浮かび上がり、記憶が事実と幻想の間で揺れる独特の読書体験ができます。」

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