パスカル・セルヴェラとは?
ぱすかるせるう゛ぇら
パスカル・セルヴェラとは、1898年の米西戦争でスペイン艦隊を率い、キューバのサンティアゴ海戦でアメリカ海軍と戦ったスペインの提督です。
パスカル・セルヴェラ・イ・トペテ(Pascual Cervera y Topete、1839〜1909年)は、スペイン海軍の提督で、米西戦争(1898年)においてスペイン大西洋艦隊を指揮した軍人です。
1898年4月に米西戦争が勃発すると、セルヴェラは老朽化した艦船からなる艦隊を率いてスペインを出港し、カリブ海へと向かいました。彼は出発前から自艦隊の戦力的な劣勢を冷静に認識しており、上層部や政府に対し作戦の無謀さを訴えましたが、聞き入れられずキューバのサンティアゴ・デ・クーバ港に入港しました。
同年7月3日、アメリカ海軍に包囲された港から突破を試みたセルヴェラ艦隊は、サンティアゴ海戦で壊滅的な敗北を喫しました。スペインの主力艦はすべて撃沈または座礁し、セルヴェラ自身も捕虜となりました。この海戦はスペインのキューバ支配の終焉を決定づけ、米西戦争の帰趨を定める決定的な出来事となりました。
敗北したにもかかわらず、セルヴェラは勇気ある行動と部下を思う姿勢からスペイン国内で英雄視されました。帰国後も軍での地位を保ち、晩年は上院議員も務めました。
使い方・例文
米西戦争やスペイン海軍史の解説で「セルヴェラは不利を承知の上で出撃を命じられ、サンティアゴ沖でアメリカ艦隊と戦った悲劇の提督」と紹介されることがあります。
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