ハーバート・ヘンリー・ダウとは?
はーばーとへんりーだう
ハーバート・ヘンリー・ダウは、アメリカの化学者・実業家で、電気分解による臭素・塩素の大量生産技術を確立し、ダウ・ケミカル社を創業した人物です。
ハーバート・ヘンリー・ダウ(Herbert Henry Dow、1866〜1930年)は、カナダのオンタリオ州ベラヴィル生まれのアメリカ人化学者・実業家です。幼少期にアメリカに移住し、ケース工科大学(現ケース・ウェスタン・リザーブ大学)で化学を学びました。在学中から塩水(かん水)から有用な化学物質を抽出する研究に注力していました。
卒業後、電気分解によって塩水から臭素を効率的に抽出する技術を開発し、これを実用化することに成功しました。1897年にはダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)をミシガン州ミッドランドに設立し、臭素・塩素・さまざまな化学製品の大量生産体制を構築しました。
彼の功績として特に知られるのが、ドイツの大手化学企業が国際的に臭素価格を独占しようとした際に、ダウが低価格の臭素を欧州市場に輸出して価格カルテルを崩壊させた「ダウの戦い」と呼ばれるエピソードです。革新的な製造技術と積極的な事業展開によって、アメリカの化学産業の発展に大きく貢献し、ダウ・ケミカルは世界有数の化学メーカーへと成長しました。
使い方・例文
ダウが確立した電気分解法による臭素大量生産の技術は、当時の化学工業に革命をもたらし、今日のダウ・ケミカル社の礎となっています。
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