ノーリフトポリシーとは?
のーりふとぽりしー
ノーリフトポリシーとは、介護・医療現場で人力だけによる患者の持ち上げを原則禁止し、補助機器を活用して介護者の身体負担と事故を防ぐ方針です。
ノーリフトポリシー(No Lift Policy)とは、介護・看護の現場において、スタッフが患者や利用者を人力のみで持ち上げる行為を原則として行わず、リフトやスライディングシートなどの移乗補助用具を積極的に活用するという組織的な方針です。
もともとオーストラリアで看護師の腰痛問題が深刻化したことを受けて1990年代に普及し、その後欧米・アジア各国へと広まりました。日本でも介護職員の腰痛は職業病として深刻な問題であり、厚生労働省が2013年に「職場における腰痛予防対策指針」を改訂し、福祉・医療分野でのリフトなど機器の積極活用を明記しています。
ノーリフトポリシーを導入する主な効果としては以下が挙げられます。
- 介護者・看護師の腰痛発生率の低減
- 転落・転倒などの移乗事故の減少
- 利用者の不安・苦痛の軽減
- スタッフの長期就労継続と離職率の改善
導入にあたっては、リフターやスライディングシートなどの機器購入・整備、スタッフへの使用訓練、施設全体での方針統一が不可欠です。単なる機器の導入に止まらず、安全な移乗文化を組織全体で育てることが長期的な効果につながります。
使い方・例文
ノーリフトポリシーを導入した特別養護老人ホームでは、天井走行式リフトとスライディングシートを全室に整備し、入職時研修でその使い方を必須カリキュラムに組み込んでいる。
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