ノックピンとは?
のっくぴん
ノックピンとは、二つの部品を正確な位置で位置決めし、ずれを防ぐために穴に差し込む円筒形の精密部品です。
ノックピン(Knock Pin)は、位置決めピンやダウエルピン(Dowel Pin)とも呼ばれ、複数の部品を組み合わせる際に高い位置精度を確保するために用いる円筒形の精密部品です。ボルトが部品を締結する役割を担うのに対し、ノックピンはあくまで位置の基準を決める専用部品です。
ノックピンの基本的な使い方は、対になる部品双方に精密な穴(リーマ穴)を加工し、そこへノックピンを打ち込んで嵌合させます。穴とピンの間に隙間がほとんどない「しまり嵌め」か「中間嵌め」で固定されるため、ボルトだけでは再現できない高精度な位置決めが実現します。
主な材質は工具鋼や合金鋼が多く、表面は硬化処理(焼き入れ・研磨)が施されており、繰り返し脱着に耐える耐摩耗性を持ちます。形状には平行ピン・テーパピン・スプリングピン(割りピン状)など種類があり、用途によって使い分けます。
代表的な使用場所は以下のとおりです。
- 金型の上型・下型の合わせ位置決め
- 機械加工における治具とワークの位置固定
- エンジンブロックとシリンダヘッドの組み付け
- 精密機器の組立における基準合わせ
ノックピンが正確に機能することで、製品の寸法精度・互換性・組立再現性が保たれます。
使い方・例文
金型の製造では、上型と下型に同じ位置にノックピン穴を設け、組み合わせるたびに同じ精度で合わさるよう設計されています。
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