ネリー・ザックスとは?
ねりーざっくす
ネリー・ザックスは、ホロコーストの悲劇を詩に昇華したドイツ系スウェーデンのユダヤ人詩人・劇作家で、1966年にノーベル文学賞を受賞しました。
ネリー・ザックス(Nelly Sachs、1891〜1970年)は、ドイツ・ベルリン出身のユダヤ系詩人・劇作家です。ナチス政権の迫害を逃れてスウェーデンへ亡命し、ストックホルムで創作活動を続けました。
彼女の詩はホロコーストで命を落としたユダヤ人への哀悼と、苦難のなかに宿る人間の尊厳をテーマとしており、深い悲しみと同時に霊的な救済への希求が貫かれています。代表作には詩集『煙滅の中で』(In den Wohnungen des Todes)があり、強制収容所での死と苦しみを象徴的な言語で表現しました。
ザックスの詩は、ナチスによるユダヤ人迫害という歴史的悲劇に対する証言文学としての側面も持ちつつ、普遍的な人間の痛みと再生を語るものとして世界中で読まれています。
1966年、「傑出した抒情詩と劇作品を通じて、ユダヤ人の運命を感動的な力で表現した」としてノーベル文学賞を受賞しました(イスラエルの小説家シュムエル・アグノンと同年受賞)。20世紀の証言詩・亡命文学の重要な一角を占める作家として、現在も高く評価されています。
使い方・例文
ホロコースト文学やノーベル文学賞の歴史を学ぶ際に、ネリー・ザックスの名前と詩が引用されます。
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