本文へスキップ

ネオノワールとは?

ねおのわーる

ネオノワールとは、1940〜50年代フィルム・ノワールのスタイルや主題を現代的・実験的に再解釈した映画・文学のジャンルです。

ネオノワール(Neo-noir)とは、1940〜50年代アメリカで流行したフィルム・ノワール美学テーマ・雰囲気を受け継ぎながら、現代の文脈や技術・社会観を取り込んで再解釈した映画・文学ゲームなどのジャンルを指します。

元来のフィルム・ノワールは、陰影の強いモノクロ映像・犯罪や腐敗・ファム・ファタール(運命の女)・悲劇的な主人公といった要素が特徴でした。ネオノワールはこれらの要素を継承しつつ、カラー映像・現代都市・サイバーパンク的設定・ポストモダン的語り口などを組み合わせることで独自の表現を生み出しています。

ネオノワールの主な特徴は以下の通りです。

  • 道徳的に曖昧な主人公と複雑な人間関係
  • 腐敗した社会・権力構造への批判的視点
  • 都市の暗部・犯罪・裏切りをテーマにした物語
  • スタイリッシュで映像的な演出

代表的な作品には映画「チャイナタウン」(1974)、「ブレードランナー」(1982)、「ロスト・ハイウェイ」(1997)、「ノー・カントリー・フォー・オールド・メン」(2007)などがあります。小説ではジェイムズ・エルロイの「LAコンフィデンシャル」、ゲームでは「L.A.ノワール」などが代表例です。

日本では松本清張の社会派推理小説がノワール的とされることもあり、現在も映画・ドラマ・漫画などで広くネオノワールの手法が取り入れられています。

使い方・例文

「このドラマはネオノワール的な演出で、都市の闇と主人公の葛藤が巧みに描かれている」のように、暗く複雑な犯罪ドラマを評する際に使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語