ニコライ1世 (ロシア皇帝)とは?
にこらいいっせい
ニコライ1世とは、19世紀のロシア皇帝で、強圧的な専制政治を維持しながらもクリミア戦争での敗北に直面した「ヨーロッパの憲兵」と呼ばれた君主です。
ニコライ1世(1796〜1855年)は、ロシア帝国の皇帝で、1825年から1855年まで在位しました。兄アレクサンドル1世の死後、デカブリストの乱(自由主義将校によるクーデター未遂)を鎮圧する形で即位しました。
ニコライ1世の治世は、絶対的な専制政治と反動主義で特徴づけられます。「正教・専制・国民性」の三原則を掲げ、自由主義・革命思想の徹底的な弾圧を行いました。第三部(秘密警察)を強化し、反政府的な言論や活動を監視・抑圧しました。
- ポーランド反乱(1830〜1831年)の鎮圧
- ハンガリー革命(1848年)の鎮圧支援
- オスマン帝国との戦争(露土戦争)
- クリミア戦争(1853〜1856年)での敗北
「ヨーロッパの憲兵」と呼ばれるほど、ヨーロッパの革命運動の弾圧に積極的でした。しかしクリミア戦争では、英仏の支援を受けたオスマン帝国に敗れ、ロシアの軍事・産業的遅れが露呈しました。ニコライ1世はクリミア戦争の最中に死去し、その改革の必要性は後継者アレクサンドル2世に受け継がれました。
使い方・例文
ロシア史や19世紀ヨーロッパ史の文脈で、反動的な専制君主の典型として、またクリミア戦争の文脈で頻繁に言及されます。
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