ナンダラール・ボースとは?
なんだらーるぼーす
ナンダラール・ボースは20世紀インドを代表する画家で、ベンガル画派を率いインドの近代美術の発展に大きく貢献した人物です。
ナンダラール・ボース(Nandalal Bose、1882〜1966年)は、インドの近代美術を代表する画家のひとりです。ベンガル州出身で、カルカッタのインド美術学校( Government School of Art)でアバニンドラナート・タゴールに師事し、ベンガル画派(Bengal School of Art)の第一人者となりました。
ベンガル画派は、ムガル絵画やラージプート絵画などインド伝統絵画の様式を復興させながら、日本の洗練された線描技法や水彩的な表現をも取り入れた近代的インド絵画の流れです。ボースはこの潮流を牽引し、インド美術のアイデンティティを西洋化に流されることなく確立しようとしました。
ボースの代表的な活動として以下が挙げられます。
- シャンティニケタン(タゴールが設立した学園都市)での美術教育の確立と指導
- インド憲法原本の装飾挿絵の制作(1950年)
- ガンディーをはじめとする独立運動指導者の肖像や風景の記録
- 民族主義的精神を込めた壁画・ポスター制作
ボースはインド独立運動とも深く結びついており、芸術を通じて民族の自覚と誇りを醸成した存在として評価されています。インド近代美術史を語る上で外すことのできない巨人です。
使い方・例文
インド憲法の原本には、ナンダラール・ボースが手がけた挿絵が添えられており、インドの文化的アイデンティティを体現した芸術家として教育の場でも紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: