ナタン・ミルシテインとは?
なたんみるしてぃん
ナタン・ミルシテインは20世紀を代表するヴァイオリンの巨匠で、完璧なテクニックと知性的な音楽解釈によりバッハ演奏の最高峰として名高い奏者です。
ナタン・ミルシテイン(Nathan Milstein、1903〜1992年)は、ウクライナ・オデッサ出身のヴァイオリニストです。レオポルド・アウアーに師事して研鑽を積み、若くしてヨーロッパ各地で演奏家としての名声を確立しました。その後アメリカに移住してアメリカ国籍を取得し、生涯にわたって演奏活動を続けました。
ミルシテインの音楽的特徴は、極めて精緻なボウイング技術と左手の完璧なコントロールにあります。ヴィルトゥオーゾ的な技巧を見せながらも、それを誇示することなく音楽の内容を語る演奏スタイルは、同世代の演奏家の中でも際立っていました。
レパートリーはバッハの無伴奏ソナタとパルティータを筆頭に、ベートーヴェン・ブラームス・チャイコフスキーなどの主要ヴァイオリン協奏曲に及びます。とくにバッハの無伴奏作品は生涯を通じて演奏し続け、録音も複数残しており、同曲の演奏史において欠かせない存在とされています。晩年も80代まで現役演奏家として活躍したことでも知られています。グラミー賞を受賞するなど、多数の栄誉を受けました。
使い方・例文
バッハの無伴奏ヴァイオリンを語る際、ミルシテインの録音はヨーロッパの伝統的奏法の手本として専門家の間でも繰り返し参照されます。
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