ドライ・コリドーとは?
どらいこりどー
ドライ・コリドーとは、中央アメリカの太平洋側に広がる慢性的な干ばつ帯で、グアテマラ・ホンジュラス・エルサルバドル・ニカラグアにまたがる地域のことです。
ドライ・コリドー(Dry Corridor、スペイン語:Corredor Seco)は、中央アメリカの太平洋岸側に南北に延びる乾燥・半乾燥地帯を指す地理的・気候的概念です。グアテマラ南部・ホンジュラス・エルサルバドル・ニカラグアを中心に、コスタリカやパナマの一部まで含む広い範囲にわたります。
この地域では、雨季と乾季の二期に分かれる熱帯季節気候の中でも特に降雨量が少なく、雨季の途中に「カニキュラ」と呼ばれる小乾季が毎年訪れます。これが農業生産に深刻な影響を及ぼし、食料不足や貧困の一因となっています。
ドライ・コリドーが注目される主な理由は以下の通りです。
- 慢性的な食料不足:トウモロコシや豆類などの主食作物の生産が不安定
- 農村部の貧困:農業を生業とする人々の収入が天候に左右される
- 気候変動の影響:エルニーニョ現象などにより干ばつが深刻化
- 人口移動の原因:生活困難から米国やメキシコへの移民が増加
国連食糧農業機関(FAO)や世界食糧計画(WFP)はこの地域を人道支援の重要対象として位置づけており、耐乾性作物の普及・水利施設の整備・現金給付といった支援プログラムが進められています。中米移民問題を理解する上でも欠かせないキーワードです。
使い方・例文
国際ニュースで中米からの大規模な移民キャラバンが報じられる際、ドライ・コリドーの食料危機や干ばつが出稼ぎ・移住の背景として言及されることがあります。
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