ドナート・ブラマンテとは?
どなーとぶらまんて
ドナート・ブラマンテは、イタリア・ルネサンス最盛期を代表する建築家で、現在の聖ペトロ大聖堂の基本設計を手がけたことでも知られています。
ドナート・ブラマンテ(1444〜1514年)は、イタリア中部のウルビーノ近郊に生まれた建築家・画家です。若い頃は絵画を学び、その後建築の道に進みました。ミラノでスフォルツァ家に仕え、レオナルド・ダ・ヴィンチとも交流しながら建築家としての才能を磨きました。
1499年にミラノを離れてローマに移ったブラマンテは、古代ローマ建築を徹底的に研究し、その知識をルネサンス的な美学と融合させました。古代の神殿建築に学びながらも、集中式平面(ギリシャ十字形)の建築を追求し、その理想の結晶がサン・ピエトロ・イン・モントリオ聖堂の「テンピエット」(小神殿)です。
ブラマンテの業績として特に重要なのは以下の点です。
- テンピエット(1502年頃):完璧な円形建築として盛期ルネサンスの傑作と称される
- 聖ペトロ大聖堂の再建設計(1506年着工):後継者たちに引き継がれた現大聖堂の原型
- ヴァティカン宮殿のベルヴェデーレ中庭の設計
- 古代建築の空間感覚をルネサンスに移植した先駆的役割
教皇ユリウス2世の厚い信任を受け、ローマの都市改造にも関わりました。ブラマンテが確立した均整のとれた建築語法は、後のミケランジェロやラファエロらに受け継がれ、西洋建築史における「盛期ルネサンス」の規範となりました。
使い方・例文
建築の授業や美術史の教科書では、ローマのテンピエットがルネサンス建築の理想像として取り上げられ、ブラマンテの名とともに解説されることがよくあります。
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