トール・ヘイエルダールとは?
とーるへいえるだーる
トール・ヘイエルダールは、筏や葦舟による大洋横断で古代人の航海能力を実証したノルウェーの探検家・人類学者です。
トール・ヘイエルダール(1914〜2002年)は、ノルウェーのラルヴィクに生まれた探検家・人類学者・著述家です。オスロ大学で動物学と地理学を修めた後、太平洋の島々での調査を通じて、古代民族の長距離航海に関する独自の理論を発展させました。
彼は「南米のインカ人が筏で太平洋を渡りポリネシアに到達した可能性がある」という仮説を検証するため、1947年にバルサ材の筏「コン=ティキ号」でペルーから101日かけてポリネシアのツアモツ諸島まで航海しました。この冒険は世界的なセンセーションを巻き起こし、著書『コン=ティキ号漂流記』は多言語に翻訳されて長年にわたるベストセラーとなりました。
その後も彼は以下のような大胆な実験航海を行いました。
- 1969〜1970年:葦舟「ラー号」でモロッコから大西洋を横断し、古代エジプト人の航海能力を実証しようとした
- 1977〜1978年:葦舟「ティグリス号」でイラクからジブチまでインド洋を航海した
ヘイエルダールの航海は考古学・人類学の定説に挑む試みであり、現在では遺伝子解析などにより古代人の移動経路の研究がさらに進んでいます。彼の業績は科学的論争を超え、人間の可能性への挑戦として今も世界中の人々を鼓舞しています。
使い方・例文
「トール・ヘイエルダールのコン=ティキ号による太平洋横断は、古代の人々が長距離航海をできたことを身をもって示した歴史的な実験として語り継がれている。」
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