トーマス・コクレーンとは?
とーますこくれーん
トーマス・コクレーンは19世紀イギリスの海軍提督で、大胆な戦術と革新的な発想で「海の狼」と称され、後に南米諸国の独立戦争でも活躍しました。
トーマス・コクレーン(Thomas Cochrane、1775〜1860年)は、スコットランド出身のイギリス海軍提督で、その卓越した戦術と破格の戦果から「海の狼」「海の悪魔」と呼ばれた伝説的な軍人です。第10代ダンドナルド伯爵としても知られています。
フランス革命戦争・ナポレオン戦争期に地中海や大西洋で活動し、わずかな戦力で敵艦隊や要塞を翻弄する奇策を次々と成功させました。とりわけ小型フリゲート艦による大型艦や要塞への奇襲戦法は、当時の常識を覆すものとして各国海軍の注目を集めました。
しかし、1814年に株式市場操作に関与したとして不当とも言われる罪で有罪判決を受け、海軍を追われます。この事件の真相については現在も議論があります。失意のコクレーンはその後、以下の国々の海軍創設・強化に貢献しました。
- チリ:スペインからの独立戦争で艦隊を指揮
- ブラジル:独立後の海軍力整備を支援
- ギリシャ:オスマン帝国からの独立戦争に参加
晩年にイギリスで名誉回復を果たし、海軍大将に復帰しました。コクレーンの生涯は小説・映画・ドラマの題材になっており、パトリック・オブライアンの「マスター&コマンダー」シリーズの主人公のモデルの一人ともされています。
使い方・例文
「トーマス・コクレーンは実在の人物でありながらその生涯が小説のように波乱に富んでいたため、海洋冒険小説の主人公のモデルになったといわれている。」
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