トランジションアルティチュードとは?
とらんじしょんあるてぃちゅーど
トランジションアルティチュードとは、上昇中に気圧高度計の設定を現地気圧(QNH)から標準大気圧(QNE)に切り替える高度のことです。
トランジションアルティチュード(Transition Altitude、TA)とは、航空機が上昇中に高度計の設定を「現地の気圧(QNH)基準」から「標準大気圧1013.25hPa(QNE)基準のフライトレベル(FL)表示」に切り替える境界高度のことです。この高度を通過した後は、パイロットは高度計を標準大気圧に設定して飛行します。
なぜ切り替えが必要なのかというと、地上では気圧が場所・天候・時刻によって常に変動するため、異なる地点を飛ぶ多数の航空機が各自の現地気圧に合わせた高度計を使っていると、高度情報にズレが生じ衝突の危険が高まります。高高度では全機が標準気圧に統一することで、相対的な高度関係を正確に保ちます。
トランジションアルティチュードと対になる概念が「トランジションレベル(Transition Level)」で、こちらは降下時にフライトレベルからQNHに切り替えるレベルです。この二つの間の空間を「トランジションレイヤー(Transition Layer)」と呼びます。
トランジションアルティチュードの値は国や地域によって異なります。日本では14,000フィート(約4,267m)が設定されており、欧州の多くの国では3,000〜6,000フィートと低く設定されています。アメリカではフライトレベル180(18,000フィート)が基準となっています。
使い方・例文
羽田空港を離陸した航空機が上昇し、トランジションアルティチュード(日本では14,000フィート)を通過した時点でパイロットが高度計の設定を1013.25hPaに変更し、以後はFL(フライトレベル)で高度を管理する場面で使われます。
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