QNHとは?
きゅーえぬえっち
QNHとは、気圧高度計を平均海面気圧に合わせるための気圧設定値で、空港付近の実際の気圧を基準に算出される航空用語です。
QNH(Q-code NH)とは、高度計設定値の一種で、当該地点の気圧を平均海面(MSL:Mean Sea Level)まで換算した値です。この値を航空機の気圧高度計にセットすると、高度計は標高(海抜高度)を示すようになります。
航空気象通報(METAR)や管制機関から通知されるQNHをパイロットが高度計に入力することで、航空機は地表からの実際の高さを正確に把握できます。特に離着陸時には、地形・障害物との間隔を正確に知るためにQNHの使用が必須です。
QNHに関連する高度計設定には、以下の種類があります。
- QNH:海面気圧換算値。離着陸・低高度飛行時に使用
- QFE:飛行場の標高での気圧値。高度計が地上で0を示す設定(一部の国で使用)
- QNE(標準大気圧):1013.25hPa固定。高高度(フライトレベル)飛行時に使用
日本をはじめ多くの国では、トランジションアルティチュード以下の高度でQNHを使用し、それ以上の高度では標準大気圧(QNE)に切り替えます。QNHは気象条件や時刻によって変化するため、管制機関から定期的に最新値が通報され、パイロットは都度更新して正確な高度情報を維持します。
使い方・例文
管制官が「QNH 1014」と通報した場合、パイロットはその値を高度計にセットし、着陸に向けて正確な海抜高度を把握しながら降下を続けます。
この用語をシェア
最終更新: