トマス・ペインとは?
とますぺいん
トマス・ペインはイギリス生まれの政治思想家で、「コモン・センス」などの著作でアメリカ独立革命を思想的に支えた人物です。
トマス・ペイン(Thomas Paine、1737〜1809年)は、イギリスのノーフォーク州生まれの政治思想家・ジャーナリストです。1774年にアメリカへ渡り、植民地の独立運動と深く関わりながら、平易な文体で書かれたパンフレットによって広範な民衆に革命の理念を広めました。
1776年に発表した「コモン・センス(Common Sense)」は、イギリスからの独立を平易な英語で力強く論じた政治パンフレットで、当時の人口に比して驚異的な部数が売れたとされ、独立宣言への世論形成に決定的な役割を果たしました。続いて発表した「アメリカン・クライシス」も、独立戦争の困難な局面で兵士・市民の士気を鼓舞した文書として知られています。
- 「コモン・センス」(1776年):アメリカ独立を訴えたベストセラー・パンフレット
- 「人間の権利」(Rights of Man、1791〜1792年):フランス革命を擁護し共和主義を論じた著作
- 「理性の時代」(The Age of Reason):キリスト教の制度的権威を批判し理神論を説いた論考
- フランスにも渡り、国民公会議員を務めるが後に投獄される
その後フランス革命を支持してパリへ渡り、国民公会議員となりましたが、ジャコバン派に投獄されます。晩年はアメリカへ戻るも宗教批判などで孤立し、貧困のうちに没しました。急進的な民主主義と共和主義の先駆者として、今日も政治哲学の重要人物として扱われています。
使い方・例文
アメリカ独立革命史の授業や民主主義の思想的系譜を解説する書籍で、「コモン・センス」とともにトマス・ペインの名が紹介されます。
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