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パース記号論とは?

ぱーすきごうろん

パース記号論とは、アメリカの哲学者チャールズ・サンダース・パースが体系化した記号(サイン)の理論で、記号・対象・解釈項の三項関係を核心とします。

パース記号論とは、19〜20世紀アメリカ哲学者・論理学チャールズ・サンダース・パース(Charles Sanders Peirce)が構築した記号についての理論です。パースはプラグマティズムの創始者のひとりでもあり、その記号論(semiotics / semiotic)は言語学者ソシュールの二項的記号論と並ぶ、記号論の二大潮流のひとつです。

パース記号論の最大の特徴は、記号を三項関係で捉える点です。

  • 記号(サイン / representamen):知覚される表現(語・画像・身振りなど)
  • 対象(object):記号が指し示すもの・こと
  • 解釈項(interpretant):記号が受け手の心に生み出す意味・効果

この三項関係は「記号とは何かを誰かにとって何かのかわりに立つもの」という定式で表されます。記号は解釈者なしには意味を持たず、解釈は新たな記号を生み出すという無限の記号過程(セミオーシス)が続くという考えも特徴的です。

パースはまた記号を類似性に基づくイコン・実際の関係に基づくインデックス・慣習に基づくシンボルの三種に分類しました。この分類は写真・地図・言語記号などを分析する際に今日でも広く使われています。

パース記号論は哲学・言語学・コミュニケーション論・メディア論・人工知能研究など幅広い分野に影響を与え続けています。

使い方・例文

交差点の「赤信号」は、色が停止を意味するという慣習に基づくシンボルであり、パース記号論のイコン・インデックス・シンボルの分類を使って分析できます。

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