デカップリングコンデンサとは?
でかっぷりんぐこんでんさ
デカップリングコンデンサとは、電源ラインのノイズ除去と電圧安定化のために集積回路近傍に配置される小容量コンデンサです。
デカップリングコンデンサ(Decoupling Capacitor)は、電子回路において電源ラインのノイズを除去し、急激な電流変化に対して電圧を安定供給するために使用されるコンデンサです。バイパスコンデンサとも呼ばれます。
役割と動作原理
デジタルICやマイコンは動作中にクロックに同期して大量の電流を瞬間的に消費します(スイッチングノイズ)。電源配線にはインピーダンスがあるため、この瞬間的な電流変化によって電源電圧が揺らぎ(リップル)が生じます。デカップリングコンデンサはICの電源ピンの直近に配置することで、電荷の局所的な供給元として機能し、電源電圧の変動を抑制します。
容量の選び方
- 高周波ノイズ対策:数十pF〜100nF程度のチップコンデンサを使用
- 低周波・大電流変動対策:数μF〜数十μFの電解コンデンサや積層セラミックコンデンサを併用
- 複数の容量値を並列接続することで広帯域のノイズ除去が可能
配置のポイント
効果を最大化するためにはICの電源ピンからできるだけ近い位置に配置し、配線を短くすることが基板設計の基本です。EMC(電磁互換性)対策にも不可欠な要素です。
使い方・例文
マイコンやFPGAが実装されたプリント基板上で、各ICの電源ピンの隣に0.1μFのチップコンデンサが並べられている光景がデカップリングコンデンサの典型的な使われ方です。
この用語をシェア
最終更新: