ディーノ・ブッツァーティとは?
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ディーノ・ブッツァーティは、20世紀イタリアを代表する小説家・ジャーナリストで、不条理と幻想を融合させた独自の文学世界を築きました。
ディーノ・ブッツァーティ(Dino Buzzati、1906〜1972年)は、イタリア・ベッルーノ県出身の小説家、劇作家、ジャーナリストです。ミラノの有力紙「コッリエレ・デッラ・セーラ」に長年勤務しながら創作活動を続けた、二足のわらじを履いた文学者として知られています。
ブッツァーティの文学は、日常のリアリズムと幻想・不条理が分かちがたく絡み合う点に最大の特徴があります。カフカとの比較で語られることも多く、官僚制や時間の不可逆性、死への恐怖といったテーマを繰り返し描きました。代表作『タタール人の砂漠』(1940年)は、国境の要塞に赴任した青年将校が生涯をかけて敵の来襲を待ち続けるという物語で、人生の無常と待機する存在の悲哀を詩的に描いた20世紀イタリア文学の傑作と評されています。
短編小説の名手としても名高く、短編集『七人の使者』や『コロンブレ』は日本語にも翻訳され広く親しまれています。また挿絵画家としての才能も持ち、自身の作品に絵を付けるなど多才な表現者でもありました。その作品は現在もイタリア国内外で読み継がれ、不安と幻想の文学として高い評価を受けています。
使い方・例文
「不条理文学に興味があるなら、カフカと並んでブッツァーティの『タタール人の砂漠』を読むことをおすすめします」という文脈で登場します。
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