ディヌ・リパッティとは?
でぃぬりぱってぃ
ディヌ・リパッティとは、ルーマニア出身の天才ピアニストで、33歳という若さで世を去ったにもかかわらず、その録音が「ピアノ演奏の至宝」として今なお語り継がれる伝説的な音楽家です。
ディヌ・リパッティ(1917〜1950)は、ルーマニア・ブカレスト出身のピアニスト・作曲家です。幼少期より類いまれな才能を示し、ブカレスト音楽院での学習後にパリへ渡り、アルフレッド・コルトーやナディア・ブーランジェに師事して研鑽を積みました。
リパッティはショパン、バッハ、シューベルト、グリーグ、モーツァルトなどを中心としたレパートリーで卓越した解釈を見せ、20代にして巨匠と呼ばれるほどの境地に達していました。その演奏は透明感のある音色、精緻な構築性、そして詩情あふれる表現力で特徴付けられます。
しかし1947年頃から白血病に侵され、病と闘いながら演奏活動を続けました。1950年9月、重篤な状態ながらも奇跡的に出演したブザンソン音楽祭でのリサイタルが最後の公演となり、その年の12月に33歳で世を去りました。このブザンソンのライブ録音は、病をおして演奏する姿とその芸術の極致があいまって、クラシック音楽史上最も感動的な録音の一つとして語り継がれています。
短命ゆえに録音は少ないながらも、その一枚一枚は後世のピアニストたちにとって永遠の規範となっています。
使い方・例文
「ディヌ・リパッティのショパンのワルツ全曲録音は、彼の絶筆に近い演奏として多くのピアノ愛好家が必聴盤に挙げる。」
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