テ・コオティとは?
てこおてぃ
テ・コオティとは、19世紀ニュージーランドのマオリの指導者・軍事指揮官で、パケハ(白人)との長期にわたる抵抗戦争を戦い、独自の宗教運動リングトゥを創始した人物です。
テ・コオティ・アリキランギ・テ・タウマタ(Te Kooti Arikirangi Te Turuki、約1832〜1893年)は、ニュージーランドのマオリ出身の指導者であり、ニュージーランド植民地政府に対する抵抗戦争(ニュージーランド戦争)を戦った人物です。
彼の生涯には劇的な転換点があります。1860年代にイギリス側への協力を疑われた彼は、裁判なしにチャタム諸島へ流刑されます。しかしそこで独自の信仰体験を経て、預言者・宗教指導者としての自覚を持つようになりました。
テ・コオティの主な事績は以下の通りです。
- 流刑地から170名以上の追随者とともに船を奪って脱出し、ニュージーランド本土へ帰還した
- ギズボーン付近のモートゥフア(Matawhero)でのパケハおよびマオリ協力者への攻撃を指揮した
- 政府軍の追跡を数年にわたって巧みに回避し、ゲリラ戦を展開した
- リングトゥ(Ringatū)という独自のキリスト教系宗教を創始し、今日も信者が存在する
晩年は恩赦を受けて平和的な生活を送り、1893年に没しました。彼はマオリの自決・文化的主体性の象徴として、今日のニュージーランドでも重要視されています。
使い方・例文
ニュージーランドの歴史やマオリ文化を学ぶ際に登場します。リングトゥ教の創始者として、また植民地抵抗運動の象徴として言及されることが多い人物です。
この用語をシェア
最終更新: