テルミンとは?
てるみん
テルミンとは、演奏者が楽器に触れることなく、両手を空中で動かすだけで音の高さと音量を操作できる電子楽器です。
テルミン(Theremin)は、世界最古の電子楽器の一つで、20世紀初頭にロシアの物理学者レフ・テルミンが発明しました。最大の特徴は「非接触演奏」で、演奏者は楽器に一切触れず、二本のアンテナに対して手を近づけたり遠ざけたりすることで音を出します。
楽器には垂直アンテナと水平ループアンテナの二種類があります。垂直アンテナに対する右手の距離が音の高さ(ピッチ)を制御し、手を近づけるほど音が高くなります。水平ループアンテナに対する左手の距離が音量を制御し、手を近づけるほど音が小さくなります。この仕組みは人体がコンデンサの役割を果たし、電気回路の発振周波数に影響を与える原理を利用しています。
テルミンの音色は人間の声やバイオリンに似た柔らかい音で、SF映画やホラー映画の効果音として多用され、独特の浮遊感と不気味さを演出します。クラシック演奏家のクララ・ロックモアは高度な演奏技術でテルミンの音楽的可能性を世界に示しました。
現代では電子音楽・アバンギャルド音楽・ポピュラー音楽でも使われており、センサー技術の進化とともにテルミンから派生した新しい電子楽器も多数生まれています。
使い方・例文
SF映画の劇伴で宇宙的・神秘的な雰囲気を演出するために、テルミン特有の揺れるような音色が効果的に使われることがあります。
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