ティグリニャ人とは?
てぃぐりにゃじん
ティグリニャ人とは、エリトリアおよびエチオピア北部(ティグライ地方)に暮らす民族で、セム語系のティグリニャ語を母語とします。
ティグリニャ人(Tigrinya people)は、アフリカ東部の紅海沿岸に位置するエリトリアと、エチオピア北部のティグライ地方に居住する民族集団です。セム語派に属するティグリニャ語(Tigrinya)を母語とし、この言語名がそのまま民族名にもなっています。
エリトリアではティグリニャ人が最大民族(人口の約5割)を占め、首都アスマラを中心に居住しています。エチオピアのティグライ地方でも歴史的・文化的に重要な地位を占めており、アクスム王国(1〜7世紀頃)の後継として古代エチオピア文明の担い手とされてきました。
ティグリニャ人の文化的特徴には以下のものがあります。
- 宗教:エリトリア正教会・エチオピア正教会に属するキリスト教徒が多く、イスラーム教徒も一部存在する
- 文字:ゲエズ文字(フィダル)を使用し、古代アクスム王国以来の文字文化を持つ
- 農業:テラス農業を中心とした高地農耕が伝統的な生業
エリトリア独立戦争(1961〜1991年)ではティグリニャ人が独立運動の主要な担い手となり、1993年のエリトリア独立後も国家形成の中核を担っています。一方、エチオピアとの関係は複雑で、2020年からのティグライ紛争は国際社会の注目を集めました。
使い方・例文
エリトリアの首都アスマラや、世界遺産アクスムの歴史を学ぶ文脈でティグリニャ人という名称が登場します。
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