チュルク語族とは?
ちゅるくごぞく
チュルク語族とは、トルコ語やウズベク語など中央アジアから中東・東ヨーロッパにかけて広く分布する言語群の総称です。
チュルク語族(Turkic languages)とは、アルタイ諸語の一区分とされてきた言語群で、トルコ語・ウズベク語・カザフ語・ウイグル語・アゼルバイジャン語など約30〜40の言語を含みます。話者総数は2億人を超えるとされ、トルコ共和国を中心に中央アジア・コーカサス・シベリア・新疆など広大な地域に分布しています。
共通の祖語(原チュルク語)から分岐したとされており、語彙・文法・音韻面で多くの共通点を持ちます。語順は一般にSOV型(主語・目的語・動詞)で、膠着語(格語尾や派生接尾辞を語根に付加する)という形態論的特徴を持ちます。
主な語派と代表言語は以下のとおりです。
- 南西語派(オグズ語群):トルコ語・アゼルバイジャン語・トルクメン語
- 南東語派(カルルク語群):ウズベク語・ウイグル語
- 北西語派(クプチャク語群):カザフ語・キルギス語・タタール語
- 北東語派(シビル語群):ヤクート語(サハ語)・トゥバ語
歴史的にはモンゴル帝国・オスマン帝国などの大国に関わる民族が話者であり、ユーラシアの政治・文化史に大きな影響を与えてきました。ユネスコの危機言語リストに掲載されている小規模なチュルク諸語も存在します。
使い方・例文
トルコ語を学んだ人がカザフスタンを訪れると、カザフ語との間に語彙や文法上の類似点を感じることがあります。これはどちらもチュルク語族に属するためです。
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