チャールズ・ライエルとは?
ちゃーるずらいえる
チャールズ・ライエルは19世紀イギリスの地質学者で、地球の変化は過去も現在と同じ自然作用によって徐々に起こるという「斉一説」を確立し、近代地質学の基礎を作りました。
チャールズ・ライエル(Charles Lyell、1797〜1875年)は、スコットランド出身のイギリスの地質学者であり、近代地質学を科学として確立した人物として「近代地質学の父」と評されます。主著『地質学原理(Principles of Geology)』(1830〜1833年)は地質学の古典として長く参照されました。
ライエルの核心的な主張は斉一説(ユニフォーミタリアニズム)です。「現在は過去を解く鍵である」という言葉に象徴されるように、地球の地層や地形は現在も観察できる侵食・堆積・火山活動・地殻変動といった自然作用が長い時間をかけて積み重なった結果であると論じました。これは「過去の地球で現在とは異なる激烈な天変地異が起きた」とするキュヴィエらの天変地異説と対立するものでした。
斉一説が地質学に与えた影響は計り知れません。
- 地球の歴史が当時考えられていたより桁違いに長いことを示した
- 地層研究を化石と組み合わせた年代推定の方法論を整備した
- チャールズ・ダーウィンがビーグル号航海中に本書を読み、進化論の発想に影響を受けた
ライエルはダーウィンと親しく、進化論の普及にも関わりました。彼の地質学は自然科学全体に均質な時間観と因果的世界観をもたらし、現代地質学・惑星科学の思想的基盤となっています。
使い方・例文
グランドキャニオンの地層を見て「長い時間をかけたコロラド川の侵食でできた」と説明できるのは、ライエルの斉一説が地質学の常識として定着しているためです。
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