チャールズ・パースとは?
ちゃーるずぱーす
チャールズ・パースは19世紀アメリカの哲学者・論理学者で、記号論(セミオティクス)とプラグマティズムの創始者として知られています。
チャールズ・サンダーズ・パース(Charles Sanders Peirce, 1839〜1914)は、アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれの哲学者・論理学者・数学者・科学者です。プラグマティズムと記号論(セミオティクス)という二つの分野の礎を築いた人物として、現代思想に大きな影響を与えています。
パースが提唱したプラグマティズムは、概念や命題の意味はその実際的な結果によって決まるという考え方です。後にウィリアム・ジェームズやジョン・デューイがこの思想を発展・普及させましたが、パース自身は自分のアプローチをより精密化するために「プラグマティシズム」と呼び直しました。
また、記号論の分野では、記号を以下の三項関係で分析する独自の体系を構築しました。
- 記号(表象体):何かを表すもの
- 対象:記号が指示するもの
- 解釈項:記号が生み出す意味・効果
さらにパースは帰納・演繹に加えて「アブダクション(仮説推論)」という第三の推論形式を提唱し、科学的発見の論理を説明しようとしました。生前は経済的に困窮し、学術界でも必ずしも正当に評価されませんでしたが、20世紀以降に再評価が進み、現在では哲学・言語学・認知科学・人工知能など多分野に影響を持つ思想家として広く認められています。
使い方・例文
「このコーヒーは熱い」という記号を、記号・対象・解釈項の三項関係で分析するのがパース記号論の典型的な応用例として紹介されます。
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