チムー族の王・チャン・チャン建設者とは?
ちむーぞくのおう
チムー族の王・チャン・チャン建設者とは、南アメリカ西海岸に栄えたチムー王国の統治者群で、世界最大の日干しレンガ都市チャン・チャンを築いた人物たちを指します。
チムー王国(チムー文化)は、現在のペルー北部海岸地帯を中心に、およそ900年頃から1470年頃まで繁栄したアンデス文明の一つです。その首都として建設されたチャン・チャンは、現在のトルヒーリョ市近郊に位置し、面積約20平方キロメートルに及ぶ大規模な都市遺跡です。
チャン・チャンは日干しレンガ(アドベ)を主な建材として建設されており、その規模はアメリカ大陸の先コロンブス期文明の都市の中でも最大級とされています。都市内部には「シウダデラ」と呼ばれる王族の宮殿・埋葬施設を核とした複合建築群が複数存在し、それぞれが歴代の王(チムーの統治者たち)の在位中に建設・管理されたと考えられています。
チムー王国の王権は世代ごとに引き継がれ、各王は新たなシウダデラを建設する慣習があったとされています。この慣習が巨大な都市複合体の形成につながりました。チャン・チャンは精巧な灌漑システムや手工業の組織的管理でも知られ、チムー文明の高度な社会組織を示しています。
1470年頃にインカ帝国に征服されるまで、チムー王国は南アメリカ西海岸最大の国家として繁栄しました。チャン・チャンは1986年にユネスコの世界遺産に登録されていますが、気候変動による雨や侵食で遺跡の保存が課題となっています。
使い方・例文
世界遺産や南アメリカの先コロンブス期文明を紹介する書籍・番組で「チャン・チャン」の名が登場する際、その建設を主導したチムー族の王たちについて触れられます。
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