ターミナルレーダーコントロールとは?
たーみなるれーだーこんとろーる
ターミナルレーダーコントロールとは、空港周辺の空域でレーダーを使って離着陸機の流れを管理する航空交通管制の一分野です。
ターミナルレーダーコントロール(Terminal Radar Control、略称:TRACON またはターミナルレーダー管制)とは、空港周辺の比較的低高度の管制空域(ターミナル空域)において、レーダーを使って離陸・着陸する航空機の分離・誘導・順序付けを行う航空交通管制業務のことです。日本では「進入管制業務」と呼ばれ、国土交通省の航空交通管制部や進入管制所が担当します。
ターミナルレーダーコントロールは、通常の飛行経路を担当するエリアコントロール(航空路管制)と、空港の地上・滑走路を担当する飛行場管制(タワー管制)の中間に位置します。おおよそ空港中心から半径50〜100マイル、高度約2,400〜7,600メートル程度の空域を担当するのが一般的ですが、空港によって異なります。
主な業務内容は次のとおりです。
- 出発機をエリアコントロールへ引き継ぐまでの上昇誘導
- 到着機の降下・ファイナルアプローチへの誘導とシークエンス(順序付け)
- 複数機の間隔確保と衝突防止
- 悪天候時の迂回誘導や待機空域への誘導
レーダーによってリアルタイムで各機の位置・高度・速度を把握できるため、視界に頼らない精密な管制が可能です。大規模空港では複数のセクターに分かれてチームで管制を行います。
使い方・例文
羽田空港へのアプローチ中の航空機が「進入管制から高度3,000フィートを維持して左旋回せよ」という指示を受ける場面が、ターミナルレーダーコントロールの典型的なシーンです。
この用語をシェア
最終更新: