タミル・タイガーとは?
たみるたいがー
タミル・タイガーとは、スリランカで活動したタミル人武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の通称で、独立国家樹立を目指して長年にわたり武装闘争を展開しました。
タミル・タイガーとは、正式名称を「タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil Eelam:LTTE)」といい、スリランカ北部・東部のタミル人が多く住む地域に独立国家「タミル・イーラム」を樹立することを目標に掲げた武装組織です。1976年にヴェルピライ・プラバーカランによって設立されました。
スリランカでは独立後、多数派のシンハラ人が主導する政府と少数派のタミル人の間で政治的・経済的な差別をめぐる対立が深刻化しました。1983年に大規模な反タミル人暴動(ブラック・ジュライ)が起きたことをきっかけに本格的な内戦に突入し、LTTEはその主力武装勢力となりました。
LTTEの主な特徴は以下の通りです。
- 自爆攻撃(ブラック・タイガーと呼ばれる自爆部隊)を世界に先駆けて組織的に導入
- 海軍・空軍に相当する部門を持つほど高度に組織化された軍事力
- 占領地域での行政・税収・司法機能を持つ「国家内国家」的な機能
- ラジーブ・ガンジー元インド首相をはじめ多くの要人暗殺への関与
2009年、スリランカ政府軍との最終決戦でプラバーカランが死亡し、LTTEは壊滅しました。約26年にわたる内戦は終結しましたが、戦争犯罪や行方不明者問題など和解への課題は今も残っています。
使い方・例文
「スリランカ内戦を扱うニュース記事では、LTTEが「タミル・タイガー」という通称で頻繁に登場する。」
この用語をシェア
最終更新: