タヌキノチャブクロとは?
たぬきのちゃぶくろ
タヌキノチャブクロとは、日本の野山に自生するホコリタケの仲間で、成熟すると内部が褐色の胞子粉で満たされるキノコです。
タヌキノチャブクロ(狸の茶袋)は、担子菌類・ハラタケ目・ホコリタケ科に属するキノコの一種で、学名はLycoperdon perlatumとされることが多く、「ナシ型ホコリタケ」とも呼ばれます。日本全国の林内や草地に広く分布し、夏から秋にかけて地上に発生します。
外観は若い段階では白色〜乳白色で、表面には細かいイボ状の突起が密生しています。成熟するにつれて外皮が崩れ、内部には褐色の胞子粉(胞子の塊)が詰まります。外皮の頂部が破れると、そこから煙のように胞子が噴き出す様子が非常に特徴的で、「ホコリタケ」という別名の由来ともなっています。
「タヌキノチャブクロ」という和名は、その丸みを帯びた形がタヌキの腹や昔の巾着袋(茶袋)を連想させることに由来します。近縁のオオホコリタケなどとともに、日本人に親しまれてきたキノコのひとつです。
若いうちは食用になるとされますが、成熟したものは食用には向きません。毒キノコとの見分けも必要なため、採取には十分な注意が求められます。自然観察の対象としても人気があり、胞子を噴出する姿は子どもから大人まで興味を引きます。
使い方・例文
秋の雑木林を散策していると、落ち葉の中に白いボール状のタヌキノチャブクロが群生しているのを見かけることがあります。指で押すと煙のように胞子が噴き出す様子が観察できます。
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