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タクシン・チナワットとは?

たくしんちなわっと

タクシン・チナワットとは、タイの元首相で、実業家出身の政治家として圧倒的な民衆の支持を集めつつも、軍事クーデターで失脚した人物です。

タクシン・チナワット(1949年生まれ)は、タイ政治家・実業家で、2001年から2006年にかけてタイ首相を務めました。通信事業で巨富を築いた後に政界に転身し、タイ愛国党を率いて圧勝で政権を獲得しました。

首相在任中は「タクシノミクス」と呼ばれる農村振興策・格安医療制度(30バーツ医療制度)・村落基金などの政策を実施し、特に農村部や低所得者層から絶大な支持を集めました。経済成長とともに貧困率を大幅に低下させたことは功績として評価されています。

一方で、南部イスラム地域への強硬策による死者増加、「麻薬戦争」と呼ばれた粗暴な取り締まり、縁故主義・汚職疑惑なども指摘されました。こうした批判を背景に都市部や中産階級、軍・王室周辺との対立が深まり、2006年に軍事クーデターで失脚しました。

その後も国外に滞在し続けながらタイ政治に影響力を行使してきました。タクシンを支持する「赤シャツ」と反タクシンの「黄シャツ」の対立はタイ政治の分断を象徴し、現代タイ政治を理解するうえで欠かせない存在です。2023年に帰国し法廷手続きを経るなど、現在も動向が注目されています。

使い方・例文

タイ政治の解説記事や東南アジア情勢のニュースで「タクシン元首相」として頻繁に取り上げられます。

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