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タキフィラキシーとは?

たきふぃらきしー

タキフィラキシーとは、同じ薬物や刺激を繰り返し受けることで急速に反応が低下し、効果が弱まる現象のことです。

タキフィラキシーとは、薬物や生理活性物質に対する急速な耐性獲得現象を指します。ギリシャ語の「tachys(速い)」と「phylaxis(保護)」を語源とし、短時間のうちに同じ物質への感受性が著しく低下する点が特徴です。

仕組みとしては、主に受容体レベルの変化が関与します。同じ刺激が繰り返されると、細胞表面の受容体が内部に取り込まれる「内在化」が起きたり、受容体の感受性そのものが低下する「脱感作」が生じたりします。その結果、同量の薬物を投与しても以前と同じ効果が得られなくなります。

具体的な例として、鼻づまりに使う点鼻薬(血管収縮薬)があります。最初は効果的でも、数日続けて使用すると効き目が弱まり、かえって症状が悪化する「リバウンド現象」が起きることがあります。また、アレルギー治療に用いる抗ヒスタミン薬や、喘息の吸入薬でも同様の現象が報告されています。

タキフィラキシーは薬物療法の重要な課題であり、医師が投与計画を立てる際には休薬期間を設けたり、別の薬物に切り替えたりする工夫が必要です。一般的な「耐性」よりも短期間で生じる点が、この現象の特徴です。

使い方・例文

点鼻薬を数日間連続して使用したところ、初日と比べて効果が薄れてきた—これがタキフィラキシーの典型例です。医師が同一薬剤を連続投与する際に注意すべき概念として医療現場でよく登場します。

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