タイツリソウ属とは?
たいつりそうぞく
タイツリソウ属とは、ケシ科に分類される多年草の一群で、弓なりの茎にハート形の花を鯛を釣り下げたように連ねる姿が名前の由来となっています。
タイツリソウ属(学名:Lamprocapnos、旧属名:Dicentra)は、ケシ科に分類される多年草の植物群です。かつてはコマクサ属(Dicentra)に含められていましたが、現在は独立した属として扱われることが多く、代表種のタイツリソウ(Lamprocapnos spectabilis)をはじめ数種が知られています。
属名の由来となった花の形は非常に個性的で、ハート形をした外花弁2枚の下部から内花弁が突き出し、まるで釣り針に鯛を吊り下げたように見えます。この特徴的な花形から、英語では「Bleeding heart(血を流す心臓)」とも呼ばれています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 原産地は東アジア(中国・朝鮮半島・日本)で、温帯域に自生する
- 春から初夏にかけて弓なりに垂れる花茎にピンクや白の花を多数つける
- 夏の高温時には地上部が枯れ込む「夏眠」の習性がある
- 半日陰の湿り気のある環境を好む
日本には自生種のタイツリソウが関東以北の山地に分布しており、古くから山野草として親しまれてきました。園芸では白花品種や矮性品種なども流通しており、春のシェードガーデンを彩る植物として人気があります。
使い方・例文
春の庭やシェードガーデンで、アーチを描く茎に花を連ねた姿が観賞され、切り花としても春のフラワーアレンジメントに用いられます。
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