ソール・バスとは?
そーるばす
ソール・バスは、映画のタイトルシーケンスとグラフィックデザインを芸術の域に高めたアメリカのデザイナーで、ヒッチコック作品などの映画ロゴや大企業のコーポレートアイデンティティで知られています。
ソール・バス(1920〜1996年)は、アメリカ・ニューヨーク出身のグラフィックデザイナー・映画タイトルデザイナー。20世紀を代表するビジュアルコミュニケーションの巨匠として、グラフィックデザインと映画の両分野に革命をもたらした人物です。
ソール・バスが歴史に残した最大の功績のひとつは、映画のオープニングタイトルシーケンスを単なる情報表示から、映画本編の一部として機能する独立した芸術表現へと高めたことです。アルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』(1958年)『サイコ』(1960年)や、オットー・プレミンジャー監督の『黄金の腕』(1955年)など、当時の名作映画のタイトルデザインを次々と手がけました。
バスのデザインスタイルの特徴として以下が挙げられます。
- シンプルな幾何学的形態と鮮明な色彩の組み合わせ
- 動きと視線誘導を意識したグラフィック構成
- コンセプトを一瞬で伝えるシンボリックな表現
- 手書きや切り紙のような有機的なテクスチャ
また、AT&T・コンチネンタル航空・ユナイテッド航空・ミノルタなどの大企業のロゴデザインやコーポレートアイデンティティも多数手がけ、現代のグラフィックデザインの概念を定義しました。晩年にはマーティン・スコセッシ監督の映画でも活躍し、70代でもなお第一線で活躍し続けた伝説的なデザイナーです。
使い方・例文
「あの映画のタイトルはソール・バス的なデザインだ」と言えば、幾何学と動きを活かしたスタイリッシュな映像タイトルデザインを指す表現として使われます。
この用語をシェア
最終更新: