本文へスキップ

ソフトローとは?

そふとろー

ソフトローとは、法的拘束力を持たないが、実際の行動規範として広く守られている指針・宣言・ガイドラインなどの規範の総称です。

ソフトロー(Soft Law)とは、国際関係・国内政策・ビジネスの各分野において、法律条約のように強制力を持たないにもかかわらず、実際には規範として機能している文書・取り決め・合意の総称です。対義語はハードロー(Hard Law)で、こちらは国家が制定した法律や拘束力ある国際条約を指します。

ソフトローの具体的な形態は多様であり、主なものとして以下が挙げられます。

  • 国際宣言・決議国連総会の決議、世界人権宣言など(条約ではないが国際規範として機能)
  • ガイドライン・指針:OECDのコーポレートガバナンス原則、WHO感染症対応指針など
  • 業界の自主規制・行動規範:企業の倫理綱領、業界団体のコード・オブ・コンダクト
  • 技術標準・ベストプラクティス:ISO規格の一部、IEEE標準など

ソフトローが守られる理由は、法的強制力ではなく、評判・信頼・国際的な信任・ビジネス上の利益にあります。違反しても直接の法的制裁はありませんが、国際社会における信用失墜や取引上の不利益が生じるため、事実上の拘束力を持ちます。

近年は、AIの倫理ガイドライン・データプライバシーの業界自主規制・ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する情報開示基準など、新興分野でソフトローが積極的に活用されています。規制の整備が技術の進化に追いつけない領域では、ハードローが整備されるまでの過渡的な規範として重要な役割を果たします。

使い方・例文

AIの倫理原則やESG開示に関する業界ガイドラインは、法律ではありませんがソフトローとして機能する例です。国際法や規制政策の授業で、条約(ハードロー)との対比として説明されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語