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ソスピランドとは?

そすぴらんど

ソスピランドとは、音楽の演奏指示の一つで、ため息をつくような、嘆くように演奏することを意味します。

ソスピランド(sospirando)は、イタリア語で「ため息をつきながら」を意味する音楽用語で、楽譜に書かれた演奏表情記号のひとつです。この指示が付いた楽句は、悲しみや感傷、物憂さを帯びた表現で演奏することが求められます。

音楽における表情記号は、テンポ・強弱だけでは伝えきれない感情的なニュアンスを演奏者に伝えるために用いられます。ソスピランドはその中でも特に内省的・叙情的な感情を示すもので、フレーズを柔らかく落とし込み、音の終わりをため息のようにひっそりと消し込む演奏が求められます。

この用語はロマン派以降の声楽作品やピアノ曲でよく見られます。歌曲(リート)や夜想曲(ノクターン)のような感情表現が重視されるジャンルに多く登場します。類似の表情記号として「ラメントーソ(嘆くように)」「ドロローソ(悲しげに)」などがあり、これらと組み合わせて使われることもあります。演奏者はテンポをわずかに揺らし、音色を抑えた形で感情の揺れを表現します。

使い方・例文

ピアノのロマン派小品で「sospirando」と指示された部分では、右手の旋律をため息のようにやわらかく弾き、フレーズの末尾をかすかに消えるように処理します。

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