ゼロディフェクトとは?
ぜろでぃふぇくと
ゼロディフェクト(ZD)とは、不良品ゼロを目標とし、製造工程での欠陥を根本からなくそうとする品質向上運動の考え方です。
ゼロディフェクト(Zero Defects、ZD)とは、製品の欠陥・不良品をゼロにすることを目標として掲げ、全従業員が品質への意識を高め、初めから正しい作業を行う(Do It Right the First Time)ことで欠陥の発生を根絶しようとする品質管理の考え方・運動です。
ZD運動は1960年代初頭、アメリカの防衛産業でマーティン社のフィリップ・クロスビー氏が提唱したことに始まります。当時の品質管理では「一定の不良率は避けられない」という考えが主流でしたが、クロスビー氏は「品質はタダ(Quality is Free)」と主張し、欠陥を出すコストのほうが不良ゼロを目指すコストより高いと論証しました。日本でも1960年代後半に無欠点運動として広まり、製造業の品質向上に大きく貢献しました。
ZDの実践においては以下の視点が重要です。
- 欠陥は人間のエラーではなくシステムの問題として捉える
- 検査による選別排除でなく、工程内での作り込みによる品質確保を優先する
- ポカヨケなどのしくみでミスが出にくい環境を整える
- 目標を可視化し、全員参加で改善活動を継続する
現在ではシックスシグマ(不良率を統計的に極小化する手法)など、より定量的なアプローチとも組み合わされて使われています。
使い方・例文
電子基板の実装ラインでゼロディフェクトを目指す場合、検査工程での選別だけに頼らず、はんだ付け工程の温度管理・基板固定・自動光学検査(AOI)を組み合わせて不良の発生そのものを防ぐ取り組みを行います。
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