セーフティネットとは?
せーふてぃねっと
セーフティネットとは、生活上のリスクに備えて社会が用意する支援制度や仕組みのことです。
セーフティネット(safety net)とは、病気・失業・貧困・災害など、個人の力だけでは対処しきれないリスクが現実となった際に、生活水準の急激な悪化を防ぐために社会全体で設ける保護の仕組みです。サーカスの綱渡りで落下を受け止める安全網が語源とされています。
社会的なセーフティネットには主に次の三層構造があります。
- 社会保険:健康保険・年金・雇用保険・労災保険など、保険料を積み立てて相互に支え合う制度
- 社会手当:児童手当・住宅手当など、一定条件を満たす人に給付される制度
- 公的扶助:生活保護など、最終的な生活保障を担う制度
日本では2000年代以降、非正規雇用の増加や高齢化に伴いセーフティネットの機能強化が社会的課題となり、求職者支援制度や子育て支援の拡充などが図られてきました。
経済・金融の分野では、金融システムの安定を守る預金保険制度や中央銀行の最後の貸し手機能もセーフティネットと呼ばれます。共通するのは、想定外のリスクが顕在化したときに個人や組織が致命的な打撃を受けないよう、あらかじめ設けておく緩衝装置という概念です。
使い方・例文
リストラで仕事を失った際、雇用保険(失業給付)を受けながら求職活動を続けられるのは、セーフティネットが機能している典型例です。また、大きな病気や事故の際に高額療養費制度が医療費の自己負担を抑えてくれるのも同様です。
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