セティ1世とは?
せていいっせい
セティ1世とは、古代エジプト第19王朝のファラオ(在位前1290年ごろ〜前1279年ごろ)で、アビュドスの壮大な神殿や精緻な墓室壁画で名高い人物です。
セティ1世(Seti I)は、古代エジプト第19王朝の第2代ファラオです。父ラムセス1世の後を継いで即位し、ラムセス2世の父としても知られています。在位期間は前1290年ごろから前1279年ごろとされています(王朝の年代には諸説あります)。
セティ1世の時代はエジプトの軍事的・文化的な復興期にあたり、以下のような業績が挙げられます。
- シリア・パレスチナ方面への遠征を繰り返し、カデシュやアムル地方をエジプトの影響下に置いた
- ヒッタイトとの外交関係を再構築し、後のラムセス2世によるカデシュ条約の下地を作った
- 上エジプトのアビュドスに、オシリスなど七柱の神を祀る壮麗な神殿を建設した
- カルナック神殿の大列柱室(ヒポスタイル・ホール)の建設を主導した
特にアビュドス神殿は保存状態が良く、細密で色彩豊かな壁画が今日でも残っており、古代エジプト美術の最高傑作の一つとされています。また、王家の谷のKV17として知られるセティ1世の墓は、発見された王墓の中でも最も精巧な彩色浮き彫りをもつ墓として評価されています。
使い方・例文
「セティ1世の名前は、エジプト考古学の文脈でよく登場し、アビュドス神殿の壁画や王名表を解説する際に必ずといっていいほど取り上げられる。」
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