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スーパー堤防とは?

すーぱーていぼう

スーパー堤防とは、大規模洪水時にも越水・決壊しないよう、幅を大きくとって緩やかな傾斜で築かれた高規格の堤防のことです。

スーパー堤防とは、国土交通省が推進する高規格堤防の通称で、堤防の高さに対して約30倍の幅をもつ緩やかな形状が特徴です。たとえば高さ7メートルの堤防であれば、幅は約210メートルに及びます。

従来の堤防は越水(水が堤防を越えること)が起きると急速に決壊・崩壊する危険がありました。スーパー堤防は緩やかな法面と十分な幅によって、仮に水が越えても堤防自体が崩れにくい構造になっています。これにより壊滅的な洪水被害を防ぐことが目的です。

主な対象河川は利根川・荒川・多摩川・大和川など、大都市圏を流れる六大河川です。整備にあたっては堤防の上に住宅地・公園・道路を設けることが多く、都市の再開発と一体的に進められます。

課題としては、

  • 完成まで数十年〜百年単位の長期事業であること
  • 対象区間の住民の立ち退きや移転が必要になること
  • 事業費が膨大になること
が挙げられます。東京の荒川や江戸川沿いでは整備が進んでいる区間もあり、堤防上が緑道や住宅地として活用されています。気候変動に伴う大雨の激甚化を背景に、その重要性は増しています。

使い方・例文

荒川沿いの埼玉県内では、スーパー堤防の上部が公園や道路として整備され、住民が散歩や自転車で利用できる空間になっている区間があります。

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